Netflixで日本ドラマ『忍びの家 House of Ninja』の配信が2月15日から始まりました。
本作はサスペンスからコメディにアクションからホームドラマまで盛り込んだ何でもありの忍者クライムサスペンスです。
正直最近の国内ドラマにはがっかりさせられることも多いんですが、本作はエンタメ感満載でしっかりと楽しませてくれます。
様々な出来事が起き、登場人物が多くて先の読めない展開でテンポも良いです、やはり多彩なキャストが魅力的ですね。
序盤はまだまだ人物紹介がメインですが、第3話あたりからどんどん面白くなっていきます。
本ページではキャストの紹介や各話の登場人物別のあらすじ、視聴した感想と評価を書いています。
少しでも興味があったら視聴しても損はない作品だと思いますのでぜひチェックして見てくださいね。
『忍びの家』基本情報
全8話
配信:Netflix独占配信
原案:賀来賢人、村尾嘉昭、今井隆文
監督:デイヴ・ボイル
制作プロダクション:TOHOスタジオ
『忍びの家』キャスト登場人物詳細
公式のインスタグラムのわかりやすい相関図です。
キャスト | 役名 | 役割 |
---|---|---|
賀来賢人 | 俵 晴(たわらはる) | 服部半蔵の子孫である忍び一家俵家の次男。自動販売機補充の仕事をしている |
吉岡里帆 | 伊藤 可憐(いとうかれん) | 晴と牛丼屋で知り合う女性記者。少しづつ忍びの世界に踏み込んでいくが… |
江口洋介 | 俵 壮一(たわらそういち) | 俵家の父。忍びを引退し俵酒造を経営している。酒は飲まない |
木村多江 | 俵 陽子(たわらようこ) | 俵家の母。多彩な変装を駆使する |
蒔田彩珠 | 俵 凪(たわらなぎ) | 俵家晴の妹。岳との思い出があり、修行のため展示物を盗んで返している。 |
宮本信子 | 俵 タキ | 俵家の祖母。 |
高良健吾 | 俵 岳(たわらがく) | 俵家の長男。6年前に亡くなっているようだが… |
番家天嵩 | 俵 陸(たわらりく) | 俵家の3男。8歳とまだ幼い |
田口トモロヲ | 浜島 仁(はましまじん) | 文化庁の人物。忍びと関係がありそうだが… |
柄本時生 | 沖 正光(おきまさみつ) | 浜島の部下。 |
嶋田久作 | 久世 浩作(くぜこうさく) | BNM清掃屋 |
今井 隆文 | 別府 邦彦 | BNM捜査員 |
ピエール瀧 | 尾身 善助(おみぜんすけ) | 刑事 |
木下あかり | 木村 千尋(きむら ちひろ) | 尾身の部下。 |
山田孝之 | 辻岡洋介(つじおかようすけ) | 新興宗教団体元天会のリーダー |
半蔵 | 俵家(凪)が飼っている黒い猫 | |
仲 万美(バンビ) | 桜井 あやめ | なぞの女性。忍びのようだが… |
筒井真理子 | 向井 瞳子(むかい とうこ) | 新民党所属新都知事候補だった6年前に誘拐されていたが、すぐに発見され救出される |
木戸大聖 | 京谷 康平 | 凪の同級生。凪に好意があり告白する。 |
岩崎う大 | 野崎 一平 | 晴の自販機補充の仕事の同僚 |
河井青葉 | 森 真由子 | 俵酒造の営業部長として壮一が採用する。 |
今野 浩喜 | 松浦 新 | 婚活中で陽子のことを本気で好きになってしまう。 |
木幡竜 | 澤部 治 | 謎の男 |
『忍びの家』あらすじ
第1話のあらすじと、2話以降は各話の主な登場人物それぞれの動きを書いています。
『忍びの家』第1話 あらすじ
6年前
忍者同士がぶつかり合う。誘拐されていた都知事の向井瞳子が身代金要求からわずか1時間で発見され、報道陣は沸き立つ。
深手を負った岳は海に落ちてしまい、晴と陽子は絶叫していた。壮一は忍びを引退し装備を封印する。
現在
忍び一家の長男として生まれた俵晴(たわらはる)は自動販売機の補充をしながら生活していた。毎日牛丼屋にいる女性に会うのを楽しみにしていた。
晴が注文すると今日も食べに来ていた伊藤可憐が「いつも同じ」と笑いかけて2人は自己紹介をして親しくなる。
遊覧船内では大勢の人間が毒物で殺されたような状態で見つかり、警察が捜査を始める。
文化庁の浜島が壮一を訪ね、遊覧船で新種の毒を使った事件が起き、新たな忍びの脅威が浮上したことを伝えるが忍びから足を洗った壮一は聞く耳を持たなかった。
晴は6年前の誘拐事件で風魔忍者との戦いで命乞いをした覆面忍者を逃したことや、風魔忍者のリーダーである小太郎に壮一が止めを刺したこと、逃した覆面忍者に岳が後ろから刺されて海に落ちたことを思い出す。
可憐が遊覧船の事件を探っている記者だとわかった浜島は晴に危険を伝え、調べるように指示をだす。
万引きをしていた陽子は浜島に処罰の対象となると脅され、報酬を提示され忍びの任務を引き受ける。
何かを調べるためマスクを被りクラブに向かった可憐。晴は可憐を追跡しクラブに入っていく。
可憐はかぼちゃのマスクを被った男と接触する。マスクの男は遊覧船の事件に1人だけいた生存者が犯人であることや、これからもっと悲惨な事が起きることを可憐に伝える。
ピエロのマスクをした男が2人の様子を伺いながら次々と人を刺していく。かぼちゃの男は黄色い花の証拠があると可憐に告げると同時にピエロの男に刺されてしまう。
ピエロの男は次に可憐を刺そうと襲いかかるが、フードで顔を隠した晴がピエロの男を捕まえ、手首をアイスピックで刺す。
クラブ内はパニック状態になりピエロの男は逃げ出す。晴が追いかけていくが外に出たピエロの男は車にひかれて息絶えるのだった。
『忍びの家』第1話 登場人物別あらすじ
役名 | 第1話の動き |
---|---|
俵 晴 | 可憐と親しくなる。6年前の誘拐事件の時に命乞いをした風魔の覆面忍者を見逃した過去を思い出す |
伊藤 可憐 | 牛丼屋で晴と知り合う。クラブに遊覧船の事件の情報を聞きに行く |
俵 壮一 | 酒造の跡継ぎに晴を誘うが断られる |
俵 陽子 | 万引きしている所を浜島に見つかり、遊覧船の事件を調査する任務を受けることになる |
俵 凪 | 小田原城の展示物を盗んでは戻している。凪を忍びだと知る謎の人物からメッセージが届く |
俵 陸 | 自分だけ家族と違う気がしている(陸だけ忍びではないため) |
浜島 仁 | 壮一を忍びに復帰させようとするが断られ、陽子に任務を頼む。晴に記者である可憐の危険性を伝える |
川田 | あやめにピエロの仮面を渡される。 |
『忍びの家』第2話 登場人物別あらすじ
役名 | 第2話の動き |
---|---|
俵 晴 | 可憐に頼まれ一緒に事件を調査する。 秋山の部屋に入ってきた女性(妻?)が殺されるのを見てしまう。可憐と元天会のイベントに参加する。 |
伊藤 可憐 | 晴にムーの記者であることを伝える。 晴と一緒に秋山の部屋で事件を目撃し動画に残す。 秋山の部屋にあったマークから宗教団体元天会のイベントに向かう。 |
俵 陽子 | 船舶会社に潜入捜査をするためパートをすると家族たちに伝える。 船舶会社で社員が殺され、犯人と格闘するが逃げられる。 松浦という男が殺された社員と最後に連絡を取っていたことがわかり変装して近づこうと企む。 |
俵 凪 | 神奈川県立美術館からからくり箱を盗んで、返そうとしていたが謎の忍びに止められて箱を奪われる。 |
浜島 仁 | 文化庁内にある忍者管理局の一員だった。上司と思われる謎の男に事件の報告をしている。 |
久世浩作 | 忍者管理局清掃担当。休職していたが浜島の呼びかけで仲間たちと共に復帰した。 |
沖 正光 | 忍者管理局テクノロジー担当。 |
秋山聡太 | クラブでかぼちゃのマスクを被って可憐に情報を渡そうとしていた男。 部屋に黄色い花が置いてある。 |
尾身 善助 | からくり箱を返しに来る犯人を捕まえようと木村と一緒に待ち構える。 |
辻岡洋介 | 元天会のリーダーで晴と可憐が参加したイベントに登場する。 |
『忍びの家』第3話 登場人物別あらすじ
第3話 タップで開きます
役名 | 第3話の動き |
---|---|
俵 晴 | 辻岡のそばに黄色い花があるのを見つけ、元天会に再び潜入し幹部の澤部がクラブの事件の犯人だと知り、辻岡と会わせるように脅す。 辻岡から、彼が命乞いをして晴が6年前に逃した覆面忍者だったことを知らされる。 |
伊藤 可憐 | 晴と一緒に澤部に動画を送って追い詰め、晴と一緒に辻岡に会いに行く。 辻岡から晴が受け取った花を持って帰る。 |
俵 壮一 | 雑誌に載せる家族写真を撮るため家族たちに日時を伝えるが、陸とタキしか現れなかった。 |
俵 陽子 | 婚活している松浦に変装して近づき心を奪う。 |
俵 凪 | 謎の忍から岳のようなメッセージが届き、奪ったからくり箱と俵家にある掛け軸を交換するよう持ちかけられ、天井裏にある掛け軸を見つける。 |
浜島 仁 | 可憐を疑いながらも利用することを晴に伝え、辻岡から花を奪うよう指示を出す。 |
沖 正光 | 船舶会社のシュレッダーから乗客名簿の切れ端を見つける。 |
尾身 善助 | 凪を容疑者として調査する。 |
辻岡洋介 | 可憐が幼い頃火事にあって両親を亡くしていることを言い当てる。 |
京谷 康平 | 盗まれていた美術館に全て行っていたことで尾身に取り調べを受け、凪と一緒だったことを話す。 |
澤部 治 | クラブや秋山の家や船舶会社での殺人の実行犯で元天会の幹部。 晴たちを信者だと偽り辻岡に会わせるが、バレて磔にされてしまい晴に助けられて逃げ出す。 |
『忍びの家』第4話 登場人物別あらすじ
第4話 タップで開きます
役名 | 第4話の動き |
---|---|
俵 晴 | 可憐に資料を見せられ出会いも意図的だったことを知りショックを受ける。 家族を守るため可憐の資料を全て燃やしてしまう。 |
伊藤 可憐 | 父親が国の情報を持つ官僚で狙われ、3歳のときにホテルの火事に巻き込まれたことを晴に告白し、今までの未解決事件や俵家のことも調査していた資料を見せる。 |
俵 壮一 | 俵酒造に文化庁から助成金が下りたと聞き、陽子が任務を受けていることに気がつき浜島を問い詰めるが、家族のためにも忍びに戻るべきだと説得される。 浜島の鳩で陽子の危機を知り、急いで現場に向かい凄まじい強さで風魔たちを退ける。 |
俵 陽子 | 連絡を受けて急行した松浦を追跡すると、風魔に囲まれてしまった凪の姿を見つける。 助けようとするがピンチに陥り、壮一に助けられる。 |
俵 凪 | 謎の忍びを岳だと思い掛け軸を渡そうとするが、あやめの罠だった。 風魔たちに囲まれてピンチな所を陽子が助けようとする。 |
浜島 仁 | 辻岡が小太郎だったことを晴から聞き、可憐が持つ情報の処分を晴に指示する。 陽子の危機を知り、電話がつながらない壮一に鳩で伝える。 |
沖 正光 | シュレッダーから見つけた乗船者名簿から遺体リストに載ってない名前をみつけ、それが松浦であることを浜島に伝える。 |
尾身 善助 | 見張っていた凪を逃した木村の代わりに凪を追いかけ、乱闘の現場を目撃するが久世たちに眠らされる。 |
辻岡洋介 | 風魔で漆黒と呼ばれていたが、19代目風魔小太郎を継承していた。 |
京谷 康平 | 凪の代わりに変装して木村を騙す。 |
澤部 治 | 家に帰ると家族が殺されていた。 |
松浦 新 | 遊覧船の毒物殺人の実行犯で風魔の一員だった。 |
『忍びの家』第5話 登場人物別あらすじ
第5話 タップで開きます
役名 | 第5話の動き |
---|---|
俵 晴 | 風魔に狙われている可憐を俵家に連れてくる。 家族に6年前命乞いされ逃してしまった男が現在の小太郎であることを告白する。 |
伊藤 可憐 | 何者かにホームで押された所を晴に助けられる。 俵家で過ごすことになり、恋愛を禁じられている晴と一夜を共にする。 |
俵 壮一 | 陽子と夫婦の絆が深まる。 |
俵 凪 | あやめに岳のフリをされ騙されていたことを壮一たちに告白する。 |
俵 陸 | 自宅の隠し部屋を開けて、忍びの修練場を見つける。 本当の家族になるため忍びの訓練を始める。 |
俵 タキ | 隠し部屋を見つけた陸に俵家が忍びの家であることや本当の名字が服部であることを教える。 |
尾身 善助 | BNMに眠らされ美術品を盗んだ罪を着せられて逮捕される。 |
風魔小太郎(辻岡) | 元天会の本部を引き払い信者たちを山に連れていき、黄色い花から抽出した毒を飲ませる。 |
澤部 治 | 小太郎の元に復讐に向かうが、失敗して逃げ出す。 |
松浦 新 | 浜島たちの作戦に引っかかり”日食”という大勢の人間が死ぬ作戦を風魔が企んでいることを白状する。 |
『忍びの家』第6話 登場人物別あらすじ
第6話 タップで開きます
役名 | 第6話の動き |
---|---|
俵 晴 | 澤部から連絡を受け、小田原城に向かう。 |
俵 岳 | 風魔から逃げてきたと戻ってくるが、スパイだと疑うBNMに取り調べを受ける。 家族と浜島たちに風魔が黄色い花を大量に育てている場所の目印を教える。 |
伊藤 可憐 | 向井の総裁選に合わせて帰ってきたような岳を疑う。 |
俵 壮一 | 陽子と共に黄色い花が栽培されている場所に向かうが、すでに花は摘まれた後だった。 |
俵 陽子 | 岳が洗脳されているかもしれないと疑う。 摘まれた花をすれ違ったトラックが運んだことに気が付き、浜島の協力を得て壮一と追いかける。 |
俵 タキ | 凪が盗んだ掛け軸は偽物で本物を別の場所に隠していた。 |
俵 凪 | 岳の帰りを喜んでいたが、岳が澤部を殺すところを見てしまう。 |
浜島 仁 | 俵家に向かい”日食”を防ぐための作戦を説明している間に、沖に盗聴器を仕掛けさせる。 |
沖 正光 | 仕掛けた盗聴器から可憐の声を聞いてしまい、浜島に報告する。 |
澤部 治 | 風魔に復讐するため、情報と交換で晴に協力を頼み合流する予定だったが、岳が現れて殺されてしまう。 |
向井 瞳子 | 都知事から国政に進出し、新民党の総裁選に出馬して女性初の総理を目指す。 |
『忍びの家』第7話 登場人物別あらすじ
第7話 タップで開きます
役名 | 第7話の動き |
---|---|
俵 晴 | 澤部と合流できずに家に戻る。 可憐がBNMに捕まったことを知り、浜島に助けるように懇願すると可憐と二度と会わないという条件を出される。 |
俵 岳 | 6年前海に落ちて死ぬところを小太郎に助けられ、説得されて共感する。 風魔の拠点であやめたちと共に過ごし、幹部となりカラスの名を与えられていた。 |
桜井 あやめ | 岳に凪を騙して狙ったことがバレて怒られる。 風魔を率いて俵家に掛け軸を奪いに来る。 |
伊藤 可憐 | 6年前は向井の都知事選に事件が起きて、今回の総裁選に注目する。 俵家にいることが浜島にバレて捕まってしまう。 晴と会えなくなることを知り、最後に牛丼屋の思い出を語り抱きしめる。 |
俵 壮一 | 黄色い花を粉末に加工している工場に陽子と共に潜入し、岳とあやめと小太郎が共謀している姿を見てしまう。 |
俵 タキ | 掛け軸を奪いに来た風魔たちに陸と凪と共に応戦するがあやめに追い詰められてしまい、助けに来たと思った岳に裏切られ、掛け軸(風魔から奪った北条の家系図)を渡す。 |
俵 凪 | 掛け軸を奪いに来たあやめと戦う。 岳が風魔だったことを知りショックを受ける。 |
風魔小太郎 | 6年前、助けた岳に忍びが権力者の私利私欲に利用されていることを説明し、この国を正すと説得する。 岳に掛け軸を持ってくるように強制する。 ”日食”で信者たちに毒の粉をばらまくよう遠回しに指示を出す。 |
『忍びの家』第8話(最終話)登場人物別あらすじ
第8話 タップで開きます
役名 | 第8話の動き |
---|---|
俵 晴 | 家族と合流し、毒の粉を製造している工場に潜入。 次々と風魔たちを倒しながら岳の元へと向かい、激闘の末に刀の柄で岳を倒す。 続けて小太郎との戦いにも勝利するが、岳を逃してしまう。 牛丼屋で可憐を見かけるが… |
俵 岳 | 風魔になってBNMや家族など縛られていたものから解放されたことを晴に語り、寝返るよう説得するが、家に連れ帰ろうとする晴と戦うことになる。 20代目風魔小太郎になり、あやめと共に強い日本を作ろうと動き出す。 |
桜井 あやめ | 岳と共に新民党幹部の集会の飲み物に毒を混入させる。 |
伊藤 可憐 | 久世に俵家に近づかないよう警告を受けて解放される。 新民党幹部の集会が行われることを知り、集会にいたあやめの姿に気が付いて警備員たちと向井に危険を知らせるが、聞き入れてもらえなかった。 |
俵 壮一&陽子&凪 | 晴と合流し、”日食”を防ぎ風魔に寝返った岳を取り戻すために工場に潜入して風魔たちと戦う。 小太郎との戦いで負傷した晴を連れて帰る。 |
俵 タキ&陸 | 尾行してきた風魔の刺客を倒し、望月古書店に向かい友人(白石 加代子)にくノ一部隊の助けを頼む。 |
風魔小太郎 | 晴と激闘の末、腕を切られる。 日食に別の意味があることを語りながら隙を見て晴にクナイを投げるが、かわされて起き上がってきた岳に止めを刺される。 |
浜島 仁 | 本当の”日食”に気づくが、すでに手遅れになってしまう。 BNMの指揮系統が風魔に変わってしまいあやめに従うことになる。 |
向井 瞳子 | 新民党幹部の集会で飲み物に入った毒によって列席者たちは次々と死んでいくが生き残る。 岳の指示で動いていた彼女は風魔に仕えていた北条の末裔、榊瞳子だった。 |
吉川 陸上幕僚長 | 向井の演説に現れた風魔の人間。”日食”によって国防のトップである統合幕僚長に任命される。 |
森 真由子 | 工場で風魔たちに追い詰められた壮一たちをくノ一部隊を引き連れて助ける。 |
『忍びの家』感想&評価
序盤(第1話~第4話)の感想&評価
最初はなんかゆるい感じだなと思いながら視聴していましたが、第3話あたりからそのゆるさと伏線が多い忍者サスペンスのバランスがじわじわ楽しくなってきました。
過去の事件と現在の事件が絡み合い、少しづつ真実が見えてくるサスペンスも小気味よく楽しめて、謎の宗教団体まで絡んできて、何が起きるかわからない独特な面白さがありますね。
忍び一家である俵家のホームドラマもけっこう楽しめています。家族を想う江口洋介の姿が切なくて「ひとつ屋根の下」を彷彿とさせ懐かしい気分になりました。晴と可憐の牛丼屋もなんかじわじわきますね。
メインはシリアスなストーリーながらコメディタッチの部分も結構あって、暗くなりすぎずに楽しく視聴できるのも好ポイントです。
音楽は要所でビートルズの様な洋楽のポップスが流れ、忍びとの絡み合いが斬新でドラマチックな雰囲気を作り上げています。
本作の現在の個人的な評価はです。第1話でやめようかと思っていたんですが、ながら見してたらホントに面白くなってきました。
興味がある方はぜひ第4話まで視聴してみてくださいね。
最終話まで(第5話~第8話)の感想&評価
正直言ってかなり面白かったです。ゴリゴリの忍者アクションというよりはホームコメディ&サスペンスといった新感覚の雰囲気で最後まで飽きずに視聴できました。
本作の個人的評価はです。
魅力的な豪華キャストや、B級アクションにホームドラマ、サスペンス、コメディ、ラブロマンスまで融合しているのに、複雑すぎずに気軽に楽しめる所が魅力的ですね。
シリアスな展開でもツッコミどころ満載でどこかシュールな笑いに包まれているのも好ポイントです。
しかし最後まで見た人はわかると思いますが、ちょっと納得いかないことが….もちろんそれがあってもかなり楽しめておすすめできる作品には間違いないので興味がある方はぜひ視聴してみてください。
詳細はネタバレありの感想に書いています。
この先はネタバレありの感想になります。タップで開きます
まさか完結しないとは見る前は思っていませんでした(Netflixは割とありがちですが)
毒がばらまかれる衝撃展開や岳とあやめの姿もゾクッとさせてくれて最後の切ない牛丼屋の晴と可憐まで楽しめたんですが、続編が決定しているのか気になりますね。
ぜひちゃんと最後まで作り上げて見せて欲しいと思っていますが、このキャストをもう一度集められるのか心配しています。
終盤のくノ一軍団が最高でしたね。出てきた瞬間まさか…からの彼女の登場にちょっと笑っちゃいました。
宮本信子演じるタキ(まさかのアクションも!)と陸のほのぼのシーンや、家族想いの壮一の姿を熱く切なく演じた江口洋介、陽子の変幻自在な姿を見せてくれた木村多江の名演技など見応えのあるシーンがとても多くて素晴らしかったです。
もちろん主演賀来賢人演じる晴の鍛えられた肉体(ちょっとしか見れませんが思った以上に凄いです)や、牛丼屋で強い印象を残す可憐を演じる吉岡里帆や兄(岳)想いの凪を演じる蒔田彩珠のキュートな演技も魅力的でした。
高良健吾演じる岳の帰ってきたばかりの長髪の姿(カッコよかったです)や狂気を感じさせる正体も魅力的で、彼は次回作でも活躍しそうなのでぜひ続編をお願いしたいですね。
山田孝之演じる風魔小太郎もインパクト大でしたね。静から動を感じさせる見事な演技で教祖~当主の風格を感じさせてくれました。
本作は今のところ完結してはいませんが、一応の区切りといった展開にはなりますので、未視聴で気になっている方はぜひ視聴してみて下さい。