ディズニープラス実写ドラマ『七夕の国』キャスト登場人物・あらすじ感想&評価

名作「寄生獣」で知られる岩明均のカルト的な人気がある隠れた傑作SF漫画『七夕の国』をディズニープラスが実写ドラマ化しました。

ディズニープラス「スター」で2024年7月4日から独占配信されています。

壮大なスケール&過激な描写で実写化不可能とまで言われていた作品がどのような仕上がりでドラマ化されているのかも大きな見どころになっています。

本ページではドラマ『七夕の国』のキャスト・登場人物の紹介、あらすじと実際に視聴した感想、個人的な評価を書いています。

目次

原作:岩明均「七夕の国」(小学館刊)

配信:ディズニープラス「スター」独占配信

配信日:2024年7月4日(木)

話数:全10話 予定

7月4日の16:00~初回3話一挙配信で以降毎週木曜日に新エピソードが配信となります。

全10話配信中になりました

  • 7月4日 第1話・第2話・第3話 配信中
  • 7月11日 第4話・第5話 配信中
  • 7月18日 第6話・第7話 配信中
  • 7月25日 第8話 配信中
  • 8月1日 第9話 配信中
  • 8月8日 第10話 配信中

右の矢印タップでキャストを確認できます。

南丸洋二(細田佳央太)

主人公であり通称「ナン丸」と呼ばれる常都大学4年生で「新技能開拓研究会」の部長。物に触れずに小さな穴を開ける微妙な超能力を持ち、一部の後輩に馬鹿にされている。楽天的でのんびりした性格だが、しっかりとした考えを持っている。

キャスト:細田佳央太(ほそだ かなた)代表作:「もしも、イケメンだけの高校があったら」「クレッシェンドで進め」「ドロップ」

東丸幸子(藤野涼子)

丸神の里の悪夢にとらわれる女性。

キャスト:藤野涼子(ふじの りょうこ)代表作:「ソロモンの偽証」「輪違屋糸里 京女たちの幕末」「モアザンワーズ」

東丸高志(上杉柊平)

幸子の兄。掟を破り球体の力を悪用する。

キャスト:上杉柊平(うえすぎ しゅうへい)代表作「ワンルームエンジェル」「幸色のワンルーム」「ミス・ターゲット」

丸神正美(三上博史)

南丸洋二が通う大学の歴史・民俗学の教授であり、丸神ゼミの講師。

キャスト:三上博史(みかみ ひろし)代表作:「パラサイト・イヴ」「あなただけ見えない」「孔雀王」

丸神頼之(山田孝之)

球体の力で日本中を恐怖に包む謎の男

キャスト:山田孝之(やまだ たかゆき)代表作:「勇者ヨシヒコ」「闇金ウシジマくん」「忍びの家 House of Ninjas

その他のキャスト登場人物一覧

永禄時代の人物たち

キャスト役名役割
南丸喜十郎忠頼丸神の里の民、通康の家臣だったが命に背いたため成敗される
丸神正頼丸神の里長。
平原テツ島寺通康権力を持つ大名。丸神の里に攻め込むが…

新技能開拓研究会周辺

キャスト役名役割
細田佳央太南丸洋二新技能開拓研究会部長。紙に小さな穴を開ける地味な超能力を持つ。丸神正頼の子孫のようだが…
鳴海唯亜紀新技能開拓研究会の会員。南丸の後輩
浦上晟周宇田新技能開拓研究会の会員。南丸の後輩
加部亜門今村新技能開拓研究会の会員。南丸の後輩
倉悠貴浅野啓一新技能開拓研究会の会員。南丸の後輩。南丸の地味すぎる超能力をもてはやす研究会に嫌気がさして部員たちを連れて出ていく。
大橋直樹倉森新技能開拓研究会の会員。

丸神ゼミ周辺

キャスト役名役割
三上博史丸神正美丸神ゼミの教授。丸神正頼の子孫
木竜麻生江見早百合丸神ゼミの講師。失踪した正美を捜している
濱田龍臣多賀谷丸神ゼミのゼミ生。教授を捜すため南丸に協力する
西畑澪花桜木知子丸神ゼミのゼミ生。
奥貫薫丸神正美の妻失踪した夫を捜している。

丸神の里周辺

キャスト役名役割
藤野涼子東丸幸子丸神の里の悪夢にとらわれる女性。
伊武雅刀東丸隆三幸子の大伯父で現在の丸神の里の長。
上杉柊平東丸高志幸子の兄。掟を破り球体の力を悪用する。
朝加真由美幸子の祖母幸子の祖母。一緒に暮らし、悪夢に苦しむ幸子を気遣う。
谷川昭一朗早野源一郎丸川町を取りまとめている町議
足立智充喫茶店のマスター幸子が働く喫茶「マルカミ」のマスター。
山野海女将南丸たちが泊まる旅館「峰屋」の女将。
政修二郎谷山丸川町の住民
大西武志土田丸川町の住民

その他の登場人物

キャスト役名役割
山田孝之丸神頼之球体の力で日本中を恐怖に包む謎の男
金田哲八木原新技能啓発セミナーの運営をしている。
深水元基増元邦忠???
柳憂怜倉石利男丸川町の黒嶺建設社長。丸神山にゴルフ場建設を誘致住民たちと対立。その後穴のあいた遺体で発見される。
金山一彦金村辰巳県警捜査一課の刑事。

公式インスタグラムの人物相関図です。

『七夕の国』公式サイトの相関図も大きくて見やすいので興味のある方はチェックしてみて下さい。

ある日、ビルや人が謎の“球体”に削られる怪事件が発生。大学生の南丸洋二(ナン丸)は、物に触れずに小さな穴を開ける超能力を持ち、事件に巻き込まれる。

仲間と共に閉鎖的な町を訪れたナン丸は、自分の力がこの町の“丸神家”にだけ受け継がれるものだと知る。その力は怪事件を起こした“球体”を操る力だった。

さらに、町では不気味な謎が浮かび上がる。6月に行われる季節はずれの七夕祭り、町民だけが見る悪夢、丸神一族の掟、そして“丸神頼之”という男の影。ナン丸たちは、事件と町の謎を解き明かしながら、やがて一つの衝撃的な答えに辿り着く。

ドラマ『七夕の国』第1話 あらすじ

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永禄七年四月

島寺領 丸神の里

南丸喜十郎忠頼が、丸神山を切り崩し築城して本陣とする島寺通康からの命に背いたため、成敗されてしまう。

通康の使者によって築城の現場監督として新たに丸神正頼が任命される。正頼は頭巾を被り顔を隠していた。

成敗された忠頼の首を見た正頼は、通康の使者を斬るよう部下たちに号令を出す。

後日、通康が大軍を率いて丸神の里に攻め込んでくる。少人数の正頼たちだったが、陣を構えて立ち向かう姿勢を見せていた。

丸神の里の民が両手を前に出すと不思議な光が発生し、大軍の体はいつの間にか穴だらけになり全滅していた。

1人残された通康はぽつんと立ちすくんでいた。

現在

常都大学 新技能開拓研究会部長の南丸洋二、通称ナン丸が紙に小さな穴を開ける超能力を披露し、部員たちと撮影していた。

2週間前に丸神教授に呼び出されていたことを知った南丸は構内の丸神ゼミ室へ向かうが、講師の江見が教授は東北に行っており不在であることを告げる。

江見は南丸の名前を聞くと何かに気がつき一族のことを尋ねるが、南丸は何も知らなかった。

東丸幸子は水の底に沈んでいくような悪夢で目覚める。祖母がやってきて幸子を落ち着かせる。

新技能開拓研究会に嫌気がさした浅野が先導し何名かの部員たちが一緒に辞めてしまい南丸は打ちひしがれていた。

そこに丸神ゼミ生の多賀谷がやってきて、同じゼミ生の桜木と講師の江見の元へと連れていく。

研究会を知る桜木は南丸が超能力者であることを江見に伝える。それを聞いた江見は南丸が丸神正頼の子孫で丸神教授と共通の先祖を持っていることを説明する。

江見は、教授が現在丸川町(旧丸神の里)へと調査へ行き行方不明になっていることを告げ、南丸に親戚に丸川町と繋がりがあるか調べるように頼む。

新技能啓発セミナーへ見学にやってきた浅野。担当者の八木原は、見学ではなく入会するように浅野を誘導する。傍にはそれを見ている謎の男。

教授の妻が夫を捜しに大学へとやってくる。江見と言い争いなるが、落ち着いた教授の妻は教授が書斎に大きな穴をたくさん開けていたことを江見に伝える。

教授が突然能力を身につけた可能性を江見は南丸に説明し、南丸より強い力を持つ教授を捜すため南丸たちは丸川町へと旅立つ。

ネットニュースでは丸川町で謎の穴があいた遺体が見つかったことを報道していた。

ドラマ『七夕の国』第2話 あらすじ

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丸川町にやってきた南丸と江見、多賀谷、桜木。

丸神教授の行方を捜して聞き込みをして喫茶「マルカミ」に入り、中に貼ってあるポスターで6月18日~6月24日までの7日間「丸川まつり」が開催することを知る。

南丸は店員の東丸幸子に同じ血筋のような不思議な感覚を覚える。

喫茶店に着ていた丸川町の住民たちは南丸に名前を尋ね、南丸が「丸神正頼の子孫です」と自己紹介をすると、冷たかった住民たちは突然態度を変え異常なほどの優しさを見せる。

丸川町議の早川が南丸に挨拶しにやってきて、南丸たちの歓迎会が開かれる。

まるで殿様のような扱いを受ける南丸は戸惑っていた。

住民に期待された南丸は超能力を披露しようとするが、突然刑事たちがやってきて倉石殺害事件の質問をして帰っていく。

翌日、南丸たちは祭りが行われる山に教授を捜しに行くが、頂上には7つの石が置かれているだけだった。

旅館に戻った南丸の元に幸子が訪ねてくる。

幸子は「あなたは手がとどく者ですよね?」と尋ね、南丸は戸惑いながらも超能力のことだと気が付き、幸子に披露する。

それを見た幸子は町民に流されないように警告して帰っていく。

翌日、祭りが始まり、南丸は幸子に詳しい話を聞くため約束した神社へと向かう。

幸子はこの町には素質を持った「手がとどく者」「窓をひらく者」2種類の人が時折生まれること「手がとどく者は」南丸を入れて5人、「窓を開き、手が届く者」に丸神山の神官の資格があることを南丸に語るのだった。

超能力や球体の恐ろしさなど、再現の難しい原作の独特かつ過激な描写がCGなどを駆使してどのような映像に再現されているのか気になる見どころです。

Youtube予告編でその片鱗を見せてくれます。クセが強く、スリリングで奥深いストーリーも魅力の一つだと思いますので、どのように原作からまとめられているのかも楽しみにしたいですね。

第1話を視聴した感想

第1話を視聴しました。

時代劇から始まる壮大な展開にワクワクさせてくれます。しかし第1話はまだまだ設定や登場人物紹介の側面が強くて面白くなってくるのはこれからですかね。

終盤には衝撃の事件も発生し、一体誰が何のためにやっているのか謎が膨らんでいきます。丸神の里自体にも何か秘密がありそうですね。

オープニングの時代劇から地上波では見れないほど結構グロめなシーンもあるので、ファンタジー的な要素がありながら、リアルな雰囲気で作られている凄みもあります。

第3話まで一挙に配信されているのでまた続きを楽しみにしたいと思います。

全10話を視聴した感想&評価

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全話視聴しました。正直ちょっとテンポが悪いかなと思いましたが、驚愕のラストまで一気に見ることが出来ました。

派手な超能力演出やグロめの演出など見どころはたくさんありますが、会話で進んでいくシーンが多くてちょっともったいない気がしました。

七夕など歴史の新解釈的な面白さやSF的な面白さはたっぷりと詰め込まれていますので、そういったところが好きな方はハマるんじゃないかと思います。

私は原作未読ですので、どの程度ストーリーや演出が再現されているのかはわかりませんが、もうちょっと盛り上がりが欲しかったというのが本音です。

本作の個人的評価はです。独特の雰囲気は素晴らしいので原作ファンの方やキャストのファンの方、衝撃の新事実が見たい方にはおすすめできる作品です。

この記事を書いた人

世界各国のドラマを楽しむドラママニアです。

国内ドラマは古い物を好んで見ていますが、新しい作品でも面白いものがないか探しています。

サスペンス、考察系を好んで見ています。

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